このコーナーは私がこれまで製作した作品を展示しております。

川西N1K1水上戦闘機"強風(REX)前期型"
ハセガワ 1/72

この機体は後の”紫電”や”紫電改”の母体となったことで知られています。
今はタミヤの1/48も素晴らしいキットもありますが、依頼された方のご意向もあって
ハセガワの1/72を製作することになりました。
後期型とはカウリングやスピナー、排気管等が異なりますが、日本機らしい無骨さと
繊細さを合わせ持った独特な水上戦闘機だと言えましょう。
後述しますが、小池画伯の素晴らしいボックスアートに魅せられて、少々明るめの色調としました。
イメージは「南洋と大戦末期の疲弊」とでも言いましょうか・・・。


























■製作上のポイント■

(1)主フロート内のおもりを鉛に変更。
(2)排気管の開口。
(3)マスキングシートによる自家製シートベルトの追加。
(4)ピトー管を真鍮パイプに変更。
(5)胴体と主翼、カウリング周辺の段差を修整。
(6)本機は南方方面所属の機体であったことと、小池画伯の素晴らしいボックスアートに魅せられて緑の強い色合いにした。
(7)アンテナ線を”てぐす”で追加。
(8)基本塗装は全てクレオスのラッカーをエアブラシにて塗装。褪色表現も同様。
(9)上面色と下面色の境界は全てフリーハンドで吹いた。
(10)ハゲチョロ表現は全て筆でクレオスラッカー8番にて行い、フラットベースをオーバースプレーした。
(11)日の丸や部隊番号等、キットのデカールは全て使用した。
(12)一番苦労したのがキャノピーの塗装。今回はマスキングゾルで透明部分をマスキングした。


■製作期間■

1ヶ月


■参考文献■

世界の傑作機(文林堂)
歴史群像VOL.24「局地戦闘機 紫電改」(学研)


(2004/05/24)



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