このコーナーは私がこれまで製作した作品を展示しております。

Sd.kfz.165"HUMMEL"
ドイツ陸軍自走砲”フンメル(旧版)”
Dragon 1/35

オープントップの車両は作る者も見る者も興味をそそられるものです。
特に剥き出しの魅力とでも言うべき砲周辺の精密感は制作意欲を否が上にも高めることでしょう。
1/35シリーズでは長年、このようなアイテム(即ち、”ナースホルン”や”フンメル”)が発売されていませんでした。
しかし、香港の雄、ドラゴン社から次から次へと私たちが狂喜乱舞するようなアイテムが続々と発売され、
私たちは長年の夢がようやく叶ったことを実感したのでした。

今回は長期間放置してあった旧版を是非とも完成させるべく気合を入れて製作しました。















■製作について■

(1)基本的にストレート組みですが、以下の点に追加工作を施しました。

★ライトコードの追加。
★車体後部の測量用具(棒状のもの)を真鍮パイプから自作、受け部をエッチングの余りから自作
★防盾基部の支柱を追加。
★前部フェンダーの基部追加。
★車体前部クラッペ前の跳弾板追加。

(2)塗装は全てクレオスのラッカーにてエアブラシにて行いました。
尚、ダークイエローのみ黄色と白を加え、明るめに調合してあります。
(緑は以前クレオスから出ていたパンツァーカラーのものでは暗過ぎると思い、302番を使用し、
茶のみ同シリーズの6番を使用しました。)

(3)履帯はキット純正のものを使用しました。

(4)このキットはアクセサリーパーツが少なく生活感の演出がイマイチなのですが、新車受領後間もないイメージで全て省きました。
同様に車体のダメージも最低限に抑え、車体本来の優美なイメージを優先させました。

(5)塗装は繊細(鋭角的)な迷彩の習作として細かな3色迷彩を試みました。
実車では結構、大雑把なものが多いようです(笑)。
まぁ、模型的なエフェクトとしてご理解願います。

(6)私は古典的な方法にまだまだ拘っており、所謂”フィルタリング”等は行っておりません。
あくまでも”ウォシング”をタミヤのアクリルシンナー(一部エナメル)にて行い、その上から部分部分にエナメルの”デッキタン”

にてドライブラシを行い、仕上げにクレオスのラッカー”フラットベース”を薄めたものを全体に吹いてツヤを整えております。



最近リニューアルされたこのシリーズですが、新版もナースホルンともども近々、作ってみたいと考えております。


■製作期間■

1年(休止の半年以上を含む。)


■参考文献■

アーマーモデリング第33号(2002年6月号)


(2004/05/19)



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