このコーナーは私がこれまで製作した作品を展示しております。

German Tank Panther TypeG (Early Version)
Tamiya 1/35
■Volume 1■

★このページは少々重いかも知れません。ご了承下さい。


<第1回>

私がもの心ついたときにはじめて手にした戦車のプラモデル・・・。
それはタミヤのパンターA型のリモコンモデルだったのです。
私はその大きな箱に驚きつつも、高まる胸を抑えつつ、その製作を兄に依頼しました。
そう・・・当時幼かった私は自力でキットを完成させることが出来なかったのです(遠い目)。
・・・・・・・・・・・・・・・
あれ以来、幾多の月日が流れ、今こうして再びパンター戦車を製作出来ました。
上記の通り、私にとってこの戦車は大変思い入れの強いものなのです。

今回はこのような私にとって特別な背景を持つパンター戦車の製作について2回に分けて皆様にお届け致します。



このキットはマットさんのHPにて開催されています「パンター戦車コンペティション(略して””パンタコン)」用に製作したものです。
そもそも、エントリー当初はドラゴンのパンターAを製作する予定であったのですが、
そのあまりに複雑な内容に私はたじろいでしまい、慌ててこの名キットを引っ張り出して来たのです(汗)。



パンター戦車と言えば、やはり頭に浮かぶのがノルマンディでの奮闘でしょう。
そう言う訳で、以前、記憶に刷り込まれた「LAHの指揮戦車」にすることにしました。
この車両は、独特な豹柄迷彩と指揮戦車ならではのアンテナが林立した感じがとっても印象的なものです。
今回の製作はここ辺りをいかにクリヤーするかが大きな問題となりました。




まず、製作にあたっては、次の5点をポイントと考えました。
@なるべく高価なエッッチングパーツは使わずに素組みを基本とする。
Aコーティングは必ず行い、パンター戦車独特のパターンを再現する。
Bキャタピララック周辺を少しだけ作りこむ他、一部DIYで入手可能なモノでディティールアップを図る。
Cスターロッドアンテナはエッチングパーツを買う。
Dアンテナ基部をどうするかが問題・・・。
Eとにかく「塗装で勝負(笑)」と言うことにして、重量感あるパンターを目指す。




コーティングは久しぶりにタミヤの「ポリパテ」を使用しました。
そう、あの緑の物体ですね(笑)。
私は個人的にはあのパテはあまり好きではないのですが、ココはこれを使うしかないと諦めました。
コーティング終了後、全体にサフ(クレオスの瓶入り)を吹き、基本塗装は全て同じくクレオスのラッカーにて行いました。
ちなみに全て塗装はエアブラシです。




主に手を入れた部分は次の通りです。
@サイドスカートを0.3ミリプラ板で自作。
Aワイヤーロープを電気工事用ケーブルから自作。
Bキャタピララックをプラ板と真鍮線にて適当に自作。
Cエンジングリルにはタミヤ純正エッチングパーツセットを使用。
Dスターロッドアンテナはアキュリットアーマー製パーツを使用。
Eアンテナ基部(指揮戦車の余分な2本分)は”戦車親父”さん特製パーツを使用。
F各種資料等による適当な考証(笑)。



例によって、製作に入ったのが締め切り約1週間前!
誠に不本意ながらいつものスピードモデリングになりました(苦笑)。
私はもともとAFV野郎でしたので、戦車等には人並みに関心はあるのですが、やはりブランクを感じずにはいられません。

しかし、昨年のJMCにてドラゴンのエレファントを製作したのがいい意味で教訓となりました。
したがって、製作は割りとスムーズに進みました。



何はともあれ、私にとって実に20年ぶりのパンターが完成しました。
20年ぶりと言っても、実は例のパンターAを高校生の頃に手を加えて以来ですから、実製作は殆ど初めてになるかも知れません。
このような「鬼門」のキットは何か大きな動機付けがないとなかなか手を付けられないと思います。
そう言う意味では、この「パンタコン」はまさに運命的なイベントだったと言えましょう。
私自身、このイベントに参加して本当に良かったと感じておりますし、やっと大きな忘れ物が見つかったような気もしております。
同コンペを主催して頂いた”マット”さんと特製パーツを送って頂いた”戦車親父”さんには心からお礼の言葉を申し上げたいと存じます。



次の4枚はおまけです!
(2002/05/25追加)











(2002/05/20)
(2002/05/25追加)




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