このコーナーは私がこれまで製作した作品を展示しております。

Me262B"NJG11"
Hasegawa 1/72

このページは少し重いです。ご了承下さい。



ご存知、ハセガワのMe262です。
私は当初、「ドイツ機コンテスト」用にハセ/ドラの1/48を製作する予定でした。
しかし、取り掛かったのはいいものの、あまりの修整要素の多さに放棄してしまいました。
そこで、急遽、このキットを買い求め、何とか締め切りに間に合わせることが出来たのでした(苦笑)。

1/72は前回の「ワイルドキャット」で終わりにする筈だったのですが、このようにして、
いざ何機か作ってみると、1/72は1/72の素晴らしい世界があることが良く分かりました。
これからも不定期に1/72は製作するかも知れません(笑)。

キット自体はまずまず作りやすいのですが、何の考えもなく作ってしまうと、右主翼と胴体の間に少しの隙間、
下面主翼と胴体の接合部分に少し大きな段差がそれぞれ生じます。
後は機種のレーダーを如何に見栄え良くするか、が大きなポイントになるかと思います。
そして、最大の難所はドイツ機独特の蛇行迷彩(ミラーウェーヴ迷彩)をそれなりに塗装できるか否か、でしょう。
まぁ、いずれにせよ、チャレンジし甲斐のあるある、良いキットだと思います。
今度は是非1/48で挑戦したいものです。

製作記をご覧になりたい方はこちら!













<製作について>


@上記の通り、右主翼付け根部分に0.5ミリの隙間、下部主翼胴体接合部分に0.7ミリの段差が生じます。
プラ板を挟んで作れば良かったのですが、何の思慮もなしに作ってしまったものですから、思いの外、苦労しました。
前者はタミヤのラッカーパテを数回に分けて詰め、後者は同様にパテ盛りし、ひたすらサンペがけしました。
A機首の弾倉点検パネルのヒンジ部分のギザギザの表現は全て削り取り、直線表現に改めました。
実機もこうなっています。
Bリヒテンシュタインレーダー(機首のレーダー)は支柱はそのままに0.2ミリ真鍮戦で作り変えました。
微妙な角度の調整が大変でした。
Cキャノピー後部の円状のレーダーもプラ特有の厚みがあった為、円の内側から丸ヤスリで薄く削りました。
Dファインモールド製のシートベルトを追加しました。
Eキャノピーはコンパウンドにて研磨しました。また、キャノピーの塗装は全てマスキングテープによるものです。
F国籍マークは全てフチをカットしてあります。また、その他のデカールもギリギリまでフチをカットしました。
G塗装は全てグンゼのラッカーで行いました。蛇行迷彩は大変でした!尚、基本工程はいつも通りです。
Hスミ入れはタミヤエナメルにて行いました。下地によって、茶色系とライトグレイ系を使い分けています。
Iデカール貼付後、乾燥を待ってクリヤー吹きとフラットベース吹きを行います。
Jスミ入れの際にはみ出たエナメル塗料を綿棒で軽くふき取り、ウェザリング表現としています。
Kアンテナ支柱を垂直尾翼に追加し、”てぐす”にてアンテナ線を張ります。
L機首の30ミリ機関砲は2門装備だったかも(苦笑)。
Mこの作品の製作において、”どんじ”氏には多大なるご協力を頂きました。この場を借りて心より御礼申し上げます。
N製作期間:約1週間(2001年12月完成)
O参考文献等:モデルアート別冊「Me262写真集(どんじさんからの頂きモノ)」当サイト「資料室・Me262」


(2002/01/05)




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